お次は大牟田市動物園へ。一時期は入園者数が減って閉園の危機があったようですが、最近はいろんな試行錯誤を重ねV時回復したようです。
今回大牟田市動物園へ行ったのは平日だったのですが、確かにお客さんが多かったような気がします。
昔とはガラッと変わってる大牟田市動物園
大牟田市動物園は、「延命動物園」の名前で1941年10月に開業。九州では5番目の市動物園の開園。1956年4月に「大牟田市動物園」に改名。
1941年は昭和16年。太平洋戦争が1941年12月から1945年8月までなので戦争が激化する前に出来ており、歴史ある動物園です。
そういえば子供の頃は「延命動物園へ行こ!」と言っていたような。
実は1992年4月にリニューアルオープンしているんですよね。なのでリニューアル前よりも敷地面積が2倍以上に広くなっており、昔とはガラッと変わっています。
駐車場あり、入園料は大人380円
大牟田市動物園には無料の駐車場があります。大牟田駅にも近いので自転車、徒歩でもOK。
大牟田市動物園の入園料は以下の通り。
- 大人 380円
- 高校生 220円
- 4歳〜小・中学生 80円
- 3歳以下 無料
リーズナブルな値段です。団体や学校関連の遠足ではもっと安く入園できます。
詳細は公式サイトで。
入園入り口
入園入り口はこちらから。
リニューアル前の入り口は・・・相当に昔なのであんまり覚えてない。昔ながらの入り口だったような。
リニューアル前の写真をネットで探してみたけど流石にないですね。
リニューアル前より綺麗になっているのは確か。
入り口左にSL
大牟田市動物園の入り口からすぐに左折するとSL(蒸気機関車)が展示されてます。このSLは実際に線路を走っていたSLらしい。
このSLは48696号機。
48696号機は、昭和63年に復活して平成17年の夏まで走っていた58654号機の「あそBOY」がこの48696号機と同型機の兄弟でした。このため、部品を「あそBOY」に提供して長年に渡って支援したそうです。
このSLはリニューアル前、子供の頃からありました。
動物園の動物を全て見終わった後、このSLを最後に見て帰るというのがいつものパターンでした。
当時、SLの中に入れたかどうか覚えてませんが、SLの周辺は少し広くて遊具とかもあったような気が。
今は出入り口は1つしかないですが、確か当時はこのSLのある場所に出口がありました。ここから出て帰っていました。
また記憶では昔の大牟田動物園では入り口の右手にこのSLがあったのですが、SLの位置が変わったんでしょうか?入り口が変わったのでしょうか?
観覧車の位置が変わってないとすると、やっぱり入り口が変わったんですかね?
今回、確かめようと思ったのですが、ちょっとわかりませんでした。
いまだに謎です。
スタッフの方に確認したらよかった。
入園してすぐにリスザルとナマケモノ
入るとすぐにリスザルとナマケモノの獣舎があります。
昔(リニューアル前)は入園後すぐにシマリスのトンネルがありました。
子供の頃はここが好きで、大牟田市動物園に行くとまずここでシマリスに会うことにしていました。毎回のルーティーンです。
ネット上にも当時のシマリスのトンネルの写真もないですね、残念ながら。
ここのシマリスたちはどこに行ったのやら。
リスザルとナマケモノの施設は中に入ることができます。
リスザルやナマケモノをを間近で観察できるみたいです。
リスザルはホイホイ歩いてますが、ナマケモノは探してもわかりにくく、かくれんぼしている感じ。
リスザルとナマケモノのゾーンを出るとフラミンゴがいます。
坂の途中に観覧車のある遊園地あり
坂を下ると左手に観覧車のある遊園地のゾーンがあります。観覧車は昔からあった観覧車なんですかね。
記憶がはっきりしてないのですが、リニューアル前の昔は確かに坂を下ったところにありました。おそらく観覧車は移動せずにここにあったと思うのですが、今の坂との位置と昔の坂との位置関係がはっきり覚えていない。
・・・書いているうちに、なんとなく思い出しました。ここだったかも。
シマリスのゲートをくぐるルートと別のルートと下る坂道は2つあったのかも。覚えている人いたら教えて欲しい。
今の坂道のこのルートは昔もあったのかな。昔の坂道には途中の右沿いに大きな桜の木があって、この桜の穴の中にヒラタクワガタか大きなコクワガタがいたのを鮮明に覚えています。
今の観覧車の周辺はこんな感じ。昔よりもアトラクションが増えています。
メリーゴーランドやコーヒーカップなどがありました。
坂を下るとアザラシ、そして猿と鳥とクマと水棲亀のエリア
更に坂を下ると大きな広場があります。この広場には売店、アザラシ、猿と鳥、水棲亀のエリアとなっていました。
この広場は昔のままですね。
今のアザラシのプールには昔はアシカだったような気が。
昔はこのプールの右手が遊園地になってました。遊園地にはメリーゴーランドと座ってぐるぐる周る空中ブランコ?がありました。
この遊園地から上に上がるとSLのある広場がありました。
また昔は猿のエリアにはチンパンジーがいました。今はいないので、死亡した後、チンパンジーは飼育しなくなったんですね。
チンパンジーはう○こを投げるので危険でした。相当ストレスがあったんでしょう。ひょっとすると小さい子供がからかってくるから怒って投げていたのかもしれません。
今いる猿はブタオザル、サバンナモンキー、フランソワルトン、フサオマキザル。
クマはツキノワグマ。ツキノワグマも昔からいましたね。世代は変わっていると思いますが。
水棲亀と鶴のいる下の小屋も記憶があります。昔もこのまんまありました。
鶴と亀で縁起が良い!
今いるカメはミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)、クサガメ、ワニガメ!?カミツキガメ!!
ワニガメ・カミツキガメとアカミミガメとクサガメが同居して大丈夫なんでしょうか?
ワニガメ・カミツキガメはアカミミガメとクサガメを食べてしまいそうな気もしますし、鶴の脚を噛んでしまう危険もないんでしょうか?
ホンマにいるんかね?と思って探してみたらホントにいました!
ワニガメかカミツキガメかわかりませんが、勘ではカミツキガメ?
それにしても後姿はトブドロガメに似ている。トウブドロガメが大きくなった感じ。
昔、どんなカメがいたかは覚えてませんが、子供のころからいるカメもまだ生きているんでしょうか?ワニガメ・カミツキガメはいなかったはずです。
谷には鳥舎と大型のリクガメゾーン
更に降りた谷には鳥舎とリクガメゾーンがあります。
この鳥舎、ジュラシックパークⅢのプテラノドンの施設を思い出すかのようなフォルムですね!
中にはクジャクが闊歩していました。
その鳥舎の前にはケヅメリクガメがいる大型リクガメーゾーンになってました。カメ好きにはたまらないエリアです。
昔はリクガメはいなかったです。・・・たぶん。ケヅメリクガメは絶対にいなかったはず。
昔は、国内にいる希少なリクガメは少なかったのかもしれません。最近はリクガメの繁殖が国内でも盛んなのでリクガメも手に入りやすくなったんですかね。
また昔は鳥舎ではなく、いたのは記憶では鹿やキョンがいたような気が。
ここもガラッと変わってますね。
ミニ列車が走っていたエリアは羊とミニブタエリアに
先に進むとマンドリルの獣舎と羊・ヤギ・ミニブタのゾーンになっています。
昔、このゾーンの手前にアライグマの小屋があったはずなんですが、もうないですね。
マンドリルは確か昔もここにいたと思います。
羊・ヤギ・ミニブタのエリアは、昔は乗って楽しめるミニ列車が走っていました。子供の頃は、このミニ列車に乗るのが好きだったのでよく覚えています。
この奥です。
廃線になったんですね。残念。
今は羊とヤギとミニブタが戯れています。
ラマ・エミュー・ムフロン・モルモットなどのゾーン
先に進むと昔もあったトイレが見えます。昔は暗い感じのトイレで入ったこと無かったですが、随分綺麗なトイレに変身していました。
この先にはラマ、エミュー、ムフロン、モルモット、キツネ、ヤマアラシなどがいるゾーンになっています。
聞きなれませんがムフロンとは鹿っぽい草食動物です。実は昔はここは猿山だったんですよね。手前がガバッ掘り下げられていて下を見下ろす形でたくさんいる猿を観察することができました。
やってはいけなかったのかもしれませんが、当時はこの猿たちに餌を投げ入れる老若男女が多かったと思います。たくさん猿がいたのですが、この猿たちはどこにいったんでしょうね。
元猿山の手前は埋め立てられていて、ラマとエミューがいます。
猿山跡の面影は遠目から見るとわかります。手前のコンクリートの低い壁の先が深く掘り下げてありました。壁の手前ももうちょっと低かったと思います。
この広場のキツネなどがいる場所に、昔はヤブイヌがいたような。臭かったので何気に覚えています。
キツネとヤマアラシは昔もいたような記憶。
モルモットは触れ合いイベントが定期的に開かれているようです。
また昔は猿山のすぐ先にはインド象がいました。ハナコだったけなぁ。
象が出ていたスペースはすっかりなくなっています。ここです。
この元象舎は休憩場所になっています。
象舎は人間用に綺麗に造りなおされてますね。面影は残っていましたが。
ちなみにこの休憩場所の建物の奥には爬虫類がひっそりと展示されます。これじゃ見逃してしまいますね。知らない人も多いのでは。
そして昔の大牟田市動物園はここまで。
ここから先はありませんでした。
リニューアル後の大牟田市動物園はかなり広くなったもんです。
獣舎には、ライオン、ホワイトタイガー、アムールヒョウ
先に進むとライオン、ホワイトタイガーの獣舎があります。更に先に進むとアムールトラの獣舎が。
昔の記憶では、大牟田市動物園にいた肉食の猛獣は、ライオン、トラ、クロヒョウだったような。クロヒョウもいなくなってしまったんですね。随分昔なのでそりゃそうか。
場所はもちろん現在の場所ではなく、まだ手前の方。記憶では今クジャクがいる鳥舎の上の方だったと思います。
今は閉鎖になっているクジャクの鳥舎と羊・ヤギ・ミニブタのエリアの間の道にあるこの坂道ではなかったのだろうか?
行きはライオンもトラもヒョウも外には出て無かったですね。残念、会えんのかと思ってましたが、帰りには出ていて会えることができました。
おそらく飼育員の方が餌をあげに来た後だったと思われます。
延命橋を渡ると広い広場!カピバラやカンガルー、キリン、レッサーパンダのゾーン!
アムールヒョウの獣舎から先に行くと谷になっています。谷には延命橋と呼ばれる橋があります。
もちろん、昔はこの橋はなく、この先の広場もありません。橋はあったのかもしれませんが、動物園用の橋ではなかったはず。
橋を渡ってすぐはカピバラのエリアとなっています。このカピバラのエリアはリニューアル後すぐは象のエリアだったのではないでしょうか?
リニューアル後に来たときはまだここに象がいたような。大牟田市の象のハナコは2013年に亡くなったので、まだ当時はいたはず。
PCに保管の写真を探してみましたが、ない!
なんで写真撮らんかったんやろ。残念。
それにしても元象舎にカピバラって無理があるような。
また遠目にカピバラって・・・。
もう少し近いところで見れればいいのに。堀はない方がいいんじゃなかろうか。
予算の問題かな。
ちなみにYou Tubeにハナコの動画がありました。
カンガルーのエリアには中に入ることができます。
カンガルーのエリアの中はカンガルーと人間を完全に隔てる仕切りもなく、カンガルーは自由に放たれています。
カンガルーは凶暴なイメージがありましたが、人間が怖いのか近寄ってくることはなさげ。
キリンは2頭もいます。
前回来た時は大牟田市動物園でキリンを見れて感慨深いものがあった記憶があります。キリンは昔はいなかったですからね。
レッサーパンダが大牟田市動物園にいるのも驚きです。
こんな珍獣がレッサーパンダが大牟田市動物園にるとは。
子供の頃にいたら毎週通っていたかも。
展望台
展望台が大牟田市動物園の最終地点となります。眺めも良いし、ベンチもあるし、日陰もあるし、帰るにはUターンしないといけないので、Uターンする前に休憩するのに丁度良い。
展望台からは宮原坑や万田抗が見えます。下の赤丸が宮原坑です。
できれば展望台は海側が見えた方が良い気もしました。たぶん、西の方が眺めが良いのでは。
まとめ
記憶がおぼろけながら、リニューアル前とリニューアル後はかなり変わってますね。
リニューアル後に一度来てますが、この時は夏場で平日だったためか、V字回復前だったためなのか、お客さんがほとんどいなくて寂しい感じもしましたが、今回も平日だったのですが活気を感じます。
残念だったのは柵や金網で動物が見にくいのが多かったところ。ここをもうちょっと改善して欲しいですね。
カップルで来ている若者も結構いて、今や大牟田市動物園はデートコースになっているんですかね。
【大牟田市動物園】
福岡県大牟田市昭和町163
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