8月も最終週。もうすぐ9月に。
9月といえば、「こくんぞさん祭り」。大牟田に住んでいたころ、毎年、楽しみにしていたお祭りです。
「こくんぞさん祭り」とは毎年、年に2回開催される四山神社の祭りのこと。
毎年、春の2月13日と秋の9月13日の大祭は「こくんぞさん祭り」と呼ばれ、多くの露天商が並び、商売繁昌や交通安全・家内安全等の御守札や福銭と呼ばれるお賽銭を借りる人で前夜から夜通しの参拝者で賑わい、小中学生の浦安の舞や豊栄の舞が、奉納されます。 また、露天商にて名物の郷土玩具「はじき猿」と「ピンピン鯛」(写真)が売られています。はじき猿ははじき弓ではじくと勢よく猿がはね上がるしくみで不幸災難をはじき去って福をもたらすという縁起物です。
こくんぞさん祭り より
大牟田に居た頃は、「こくんぞさん祭り」というよりも「こくんぞさん」と呼んでいましたが。正式名称は「こくんぞさん大祭」らしい。
場所は大牟田市と荒尾市の県境付近。厳密に言えば荒尾市になります。
自分が子供の時代、たくさんの露天商が並び、お小遣いを握りしめて行ってました。
緑亀をポイですくう、亀すくいなんてのもありまして、毎回やっていたものの、1回もすくえたことはありません。
ポイがモナカ製で、金魚すくい(金魚すくいのポイも紙ではなくモナカ製でした)とは違い、金魚すくいは持ち手をモナカに刺す金属の針金が、モナカの側面から側面に刺してあるので、すくいやすいのですが、亀すくいの場合は、針金が側面から刺して、針金を曲げて底面に刺してあるため、水圧ですぐにモナカのポイが針金から外れてしまい、金魚すくいに比べるとめちゃくちゃ難しかったです。
でも亀すくいの店主のおじさんは、簡単にスイッとすくっているんですよね。たまに見せてくれるおじさんの亀すくいの技術を盗みながら挑戦してみたこともありますが、成功したことはありません。
今思えば、おじさんのあのポイ、絶対に特製のポイやったに違いない・・・。
今現在、縁日では亀すくいを見かけることはなくなったような気がします。緑亀の大繁殖に対する外来生物の問題が大きくなっている影響でしょうか。
あんなに縁日に緑亀が居たら、そりゃ大繁殖するわ・・・。子供の頃にはそんなことになるとは、まったく考えたことなかったけど。
昔は大牟田市と荒尾市の県境ギリギリまで露天商が出てましたが、最近は、随分、縮小した感じですね。もう20年以上も行ってませんが。
自分の子供が小さいうちに一緒に、「こくんぞさん祭り」に行ってみたかったのですが、行く機会がないまま子供が大きくなってしまい、それももう叶いません。
「こくんぞさん祭り」を思い出すと、色んな意味で寂しい感じが残る、今日この頃です。
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