最近は副業ライターとかフリーライターとかが注目されているんですかね。ライター関係の本が多いような気がする。そんなライター本の中で「フリーライターとして稼いでいく方法、教えます。」(肥沼和之)とタイトルが目に止まったので、読んでみました。
「Webを活用して副業ライターで稼ぐ」(しげぞう)に比べると、プロよりのライター本のような感じでした。
著者の経歴と本の概要
著者の肥沼和之さんは、会社勤めをしながら小説家を目指したものの、27歳で小説家を断念。求人系広告代理店に転職し、転職サイトの求人原稿作成に従事し、2009年にフリーランスへ転向した経歴の持ち主。
会社員時代は年収300万円だったのが、フリーとなった今、年収800万円稼いでいるそうです。年収800万円というのが安くもなく、高すぎることもなく、超リアルですね。
内容は、ライターの仕事の実例、ライターとしての実績の作り方、売り込みのやり方、文章が上手くなる方法など。自らの経験や実例を交えて説明しているのでわかりやすい。
読んでいて個人的に気になったところをメモしておきます。
編集者などとの人脈の作り方
ライターならやっぱり出版会社の編集者と繋がることは重要とのこと。人脈も何もないなら、出版系のイベントに参加することをオススメされています。人脈以外にも得られることは多いそうなので、駆け出しのライター時代は積極的に参加した方が良いとのこと。
その肝心のイベントの見つけ方ですが、「Peatix」というWebサイトがオススメだそうです。
目的達成のために機能するのが良い文章
目的を達成できる文章が良い文章だそうです。グルメガイドならその記事によってお客さんが増える、求人広告の記事なら、雇いたい人材が集まるといった具合。
初めにゴールを設定しておいて、ゴールができるための内容を考え、文章を組み立てると良い文章となるとのこと。
そのテクニックは、山田ズーニーさん著の「伝わる・揺さぶる! 文章を書く (PHP新書)」に詳しく書かれているそうなので、今度読んでみます。
ライター肥沼和之さんが目指しているライター
肥沼和之さんは、ノンフィクションライターの上原隆さんを目指しているそうです。上原隆さんは、「普通の人たち」を密着取材し、何気ない日常のドラマを淡々とした文章で書きつつも、胸にぐっとくるエピソードを書き続けているノンフィクションライターなんだそうです。
何か興味わいてきたので、上原隆さんの作品を探して読んでみようと思います。
まとめ
ライターの仕事って、やっぱり大変そうだなというのが正直な感想。自分には向いてないな。将来ライターやってみたいって人は参考になるでしょう。
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