池井戸潤氏の「果つる底なき」を読みました。
発行が1998年とかなり古い作品でもあり、今の作品とは若干作風が違うような気がしました。
「果つる底なき」は1998年、第44回江戸川乱歩賞を受賞した作品。なのでミステリーの部類に入る小説です。
半沢直樹シリーズやノーサイドゲーム、ルーズヴェルトゲームなどは、読んでいるとなんか心が熱くなるものを感じるのですが、「果つる底なき」にはまったく感じることができません。
描き方や設定でこんなに変わるもんなんですね。
オススメかと言うと自信はなく、半沢直樹シリーズ、ノーサイドゲーム、ルーズヴェルトゲーム、空飛ぶタイヤなどの方がオススメですね。
池井戸潤の作品を初めて読むのであれば「果つる底なき」を読むより、最近の代表作を読んだ方がオススメです。こんなもんかとがっかりするかも。
とはいえ、ミステリー小説なので、飽きることなく読み続けることはできます。ハズレではないです。
ま、普通の小説って感じですかね。
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池井戸潤 講談社 2001年06月
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