これまであんまり意識して読んだことはなかったのだけど、たぶん、初めて芥川賞作品の小説を読んでみた。
その芥川賞作品が、お笑い芸人、又吉直樹氏の「火花」。
読む前にちょっとハードルを上げ過ぎてたかな。面白いとは思わなかった。
漫才師の先輩と後輩(主人公)の話なんだけど、盛り上がるのでもなく、小波が続いてほやほやほや~とストーリーが進んでいく感じ。
漫才師の小説なので、笑えるところもあるのかなと思ったが、ほとんど笑えなかった。
笑えないので、二人とも芸人として人気が出ないという、ストーリー上の演出だったのかもしれないけど。
主人公の後輩漫才師が売れて辞めるというのもありきたり。
ラストは逆に、このストーリーのイメージとは違った奇抜なことが起きて違和感もあったが。
芥川賞ってこんな感じの作品が多いのでしょうか?
調べてみると、芥川賞は純文学を対象に、 直木賞は大衆文学を対象としているらしい。
純文学っていうのよくわからんのだが。
以前、村上春樹の「ノルウェーの森」を読んだときもそうだったのだが、この本がこんなに売れたの不思議だった。
自分は芸術的な純文学は向いていないらしい。
もう芥川賞作家の小説を読むことはなさそう。
コメント