ニホンイシガメを室内飼育へ変更する際に気になったのは、水の臭い。その水の臭い対策として亀用のフィルターの設置を検討しました。
買ったのはタイトルにもなっている通り、GEXのカメ元気フィルターを購入。
使い始めて1ヶ月ほどたったので、GEXのカメ元気フィルターを設置した結果レビューを。
GEXカメ元気フィルターと水作タートルフィルターと悩みました
亀用フィルターとして市販されているのは、知っている限り、2種類あります。GEXの「カメ元気フィルター」と水作の「タートルフィルター」です。
「カメ元気フィルター」は一つのサイズしかありませんが、「タートルフィルター」には、S、M、L1、L2の4種類のサイズが揃ってます。
「カメ元気フィルター」は「タートルフィルタープラス(S)」とほぼ同サイズ。
飼育ケース(コンテナ)のスペースを取りたくないので、小さいサイズということで、「カメ元気フィルター」は「タートルフィルタープラス(S)」を比較。
フィルターのサイズ
2つのフィルターのサイズは、
- カメ元気フィルター:幅6.6×奥行5.0×高さ14.2cm
- タートルフィルター(S):幅7.0×奥行4.0×高さ15.7cm
カメ元気フィルターの方が若干小ぶり。
フィルターの吐出量の比較
2つのフィルターの吐出量は、
- カメ元気フィルター:3.1L/分(50Hz)、3.5L/分(60Hz)
- タートルフィルタープラス(S):2.5~3.0L
カメ元気フィルターの方が吐出量がやや高め。流速はどちらも調節可能。
適正水量
2つの適正水量の比較は、
- カメ元気フィルター:水容量40L以下の水槽用
- タートルフィルタープラス(S):23L以下(30~40cm以下の水槽)
ちょっと分かりにくいですが、カメ元気フィルターの方が、多めの水量に適応できそうです。(40L以下の水槽用というのがわかりにくいですね)
2つのフィルターの特徴
フィルターの特徴は
- カメ元気フィルター:ゼオライト+活性炭
- タートルフィルタープラス(S):プレフィルター+交換ろ剤+ゼライト
どちらも臭いの元になるアンモニアを吸着する「ゼオライト」を使用。
カメ元気フィルターの活性炭は「悪臭」や「ニゴリ」を吸着してくれるらしい。ニゴリはともかく、この量の活性炭で悪臭吸着にどれほど効果が期待できるのか、ちょっと疑問。うちのイシガメ君はでかいし。
タートルフィルタープラス(S)は、まずプレフィルターで大きなゴミを取り除き、交換ろ剤は特殊素材構造マットによって生物ろ過の効果があるらしい。
生物ろ過ということはバクテリア?塩素の入った水道水を使ったらバクテリア死滅してしまいますね。水道水使えないとなると、ちょっと面倒。
フィルターの置き方と固定
フィルターはどちらも横置き、縦置きが出来ます。
タートルフィルタープラス(S)は、横置きの場合、水位に合わせて高さ調整ができます。水位6cmから18cmまでOK。
カメ元気フィルターは高さ調整はできません。水位が高い場合は、縦置きにするしかないですね。縦置きの場合は14cm~15cmくらいでしょうか。
どちらのフィルターにも吸盤が付いていて、水槽に吸盤でピタリとくっつけて固定が可能です。
トータル的に考えてGEXカメ元気フィルターを選択
トータル的に考え、コンパクトで吐出量がやや多く、ゼオライトと活性炭が一つのカートリッジになって交換しやすそうな「GEXカメ元気フィルター」を選択し、購入しました。
まぁ、どちらもそこまで差はなさそうな気はしますけど。
とりあえず「GEXカメ元気フィルター」を試してみて、水槽の大きさ的に駄目だったらトウブドロガメ用にしても良いかなと。
GEXカメ元気フィルターのレビュー
GEXカメ元気フィルターは楽天市場のレヨンベールアクアで購入。配送料は有料ですが、860円(税込み)と激安。バスキングライトやクリップスタンドもここで購入したので、トータル的にはお得でした。
注文して次の日には出荷され、その次の日に到着したので、スムーズに来ました。
GEXカメ元気フィルターのセット
ゼオライトマットと活性炭マットが一つのカートリッジになっているので、簡単にセットできました。
入っている部品などはこれ。
交換できるカートリッジはこれ。
本体、カートリッジは水で洗い流します。カートリッジを水洗いする際に、若干活性炭を含んだような黒っぽい水が流れるので、周囲を汚さないように注意が必要です。
GEXカメ元気フィルターの水槽への設置
水槽への設置は吸盤で固定します。吸盤がいったんくっつくと外すのに若干苦労するので、あるていど場所を決めてから設置するのがオススメです。
今は横向きで設置しています。
更にレンガで押さえているのですが、うちのイシガメ君はパワーがあるので簡単に「カメ元気フィルター」を横にずらしてしまいます。レンガも。
でも吸盤力は強いので、「カメ元気フィルター」が水槽から外れてしまうことは今のところないです。
GEXカメ元気フィルターの起動
カメ元気フィルターにはスイッチはありません。プラグをコンセントに差したらポンプが起動します。
カメ元気フィルターを止めるときはコンセントから抜きます。スイッチがあると便利ですけどね。
GEXカメ元気フィルターのろ過と消臭効果
うちのイシガメ君は大きいので、効果は薄いかなとも思いましたが、水のにごりは抑えられてます。フィルターを使ってないと、結構にごってきていましたが。
臭いを完璧に消臭するのは難しいようですが、ある程度の効果はありそうです。
ただし、1週間に2回以上は水交換しています。
GEXカメ元気フィルターのモーター音
GEXカメ元気フィルターは静音設計を謳っている通り、モーター音はまったく気になりませんね。ノズルから出る水のチョロチョロという音はしますけど。
水の音は水位とノズルの調整でなんとか抑えることは可能。
フィルターのメンテナンス
カートリッジは流石に汚れが目立ちますね。1週間もすると流量が落ちてくるみたいです。カートリッジの洗浄は1週間に1回程度やっています。
カートリッジの表面を水で洗いながら指で撫でると、ある程度の汚れが落とせて目詰まりも解消され、流量も元に戻りました。
餌を与える時はモーターを止めた方が良い
カメ元気フィルターは水を吸い込むので、浮揚性の餌がフィルターの方に流れて行きます。餌がフィルターと水槽の壁に挟まれると、イシガメ君が餌を食べようとしてフィルターを動かそうとします。
この際にノズルのパイプが外れたり、水流の速度が変わったり、フィルターを設置場所から動かしたりします。
なので餌を与えてしばらくはモーターを止めておいた方が良さそうです。
カメ元気フィルター使用レビューのまとめ
20センチ以上のニホンイシガメの場合、水の汚し方が半端ないので、GEXカメ元気フィルターだと厳しいかなと思っていましたが、週に2回水換えをやっている分にはあんまり気になりません。今のところは。
うちのイシガメ君はパワーがあるので、本体を動かしたり、パイプを外したりしてしまうのは、諦めました。その都度、直すしかないです。
本体の吸盤は横のスライドには耐えられないですが、吸盤が外れることはないようなので、本体がゴロゴロと転がる心配はなさそうです。
また、GEXカメ元気フィルターは、今のコンテナの大きさでは水流が物足りないので、ヒーターを使う際には、十分に水温が循環されない可能性もあります。
水槽が大きくて、水流に物足りなさを感じる場合は、水作のタートルフィルターL2が良いかもです。
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