「そうか!やっぱり面倒くさいことはやらなくていいんだ!」とタイトルを見て思ったので、この松田元氏著の「めんどうくさいことの9割は捨てていい」を読んでみました。
面倒くさがり屋の自分としては気になるところ。
松田元さんはアズホールディングス株式会社の社長さん。私立高校を3日で中退し、15歳で上京。16歳で大検取得し、アメリカのカルフォルニアに留学。帰国後、早稲田大学へ入学。学生中に学生ベンチャーを起業するという、めちゃくちゃ行動力に溢れた人。
経歴だけ読むと凄い人。謙遜されてましたが。
松田さんは自身のことを面倒くさがり屋と書かれてましたが、面倒くさがりの人がこんな面倒くさいことする?
この本のキモは面倒くさいことを分析し、本当に大切な1割の面倒くさい物に集中するということ。この大切な面倒くさいを明確にする手順も細かく書かれてます。面倒くさいを細かく分析することで、頭の中で漠然とぼんやりしていることが整理され、本質が見えてくるそうです。
うん、やってみる価値ありです。面倒くさい、面倒くさいと思っていても、何で面倒なのか、面倒でもやらないと更に後で面倒になるとかが明確になります。
学校の夏休みの宿題、面倒くさいと放置していたら、夏休みが終わりかける頃、めちゃくちゃ面倒くさいことになってしまったもんなぁ。
面倒くさいを整理した後、大事な面倒くさいをやりぬくためには想像力が欠かせないそうです。「運命は言葉に引っ張られる」という人生訓をいただいたそうで、ポジティブな結果をイメージすることで、勝率は上がるのだとか。
イメージトレーニングでは、成功したその瞬間をイメージすると力んでしまい失敗できないとネガティブイメージが頭をよぎってしまうため、成功した後にリラックスしている場面をイメージするのがコツとのこと。松田さんは、具体的にシナリオを想像し、リラックスしている場面までを想像しているそうです。
このイメージトレーニングの実践法も詳細に書かれていたので、気になる方は本書でご確認を。さすが社長のイメージトレーニングといった感じ。
このイメージトレーニング、メンタルに左右されるスポーツに使えそうな気が。
なんか面倒くせ~といつも思っていて何も手につかない、憂鬱な日々を過ごしている人、この「めんどうくさいことの9割は捨てていい」で自分の面倒くさいを分析してみてはどうでしょう。
悩んでいるだけの時間はもったいないですよ。
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