子供の頃から今まで、民主主義国家の日本に、なぜ皇室を存続させているのか、めちゃくちゃ気になっていたのだが、最近、皇室の重要性を知った。
目から鱗やね。今更だけど。
皇室の重要性を知ったのは「知られざる皇室外交」(西川恵 著)という本。
「皇室は日本にとって最高の外交資産」というのは外交に携わる者が異口同音に言うことである。日本の首相が何度訪問しても成し得ない和解や友好関係の強化を、両陛下が訪問することで可能にした例は少なくない。
知られざる皇室外交 P.178
第二次世界大戦の後、日本がイギリスやフランス、オランダと友好関係を築きなおすことができたのは、日本の皇室と各国の王室との昔からの交流と信頼関係があったからこそ。また皇室が政治から離れたところに位置することにも意味があったと思う。
それにしても第二次世界大戦以降、オランダ人が激しい反日感情を持っていたことを改めて知った。
江戸時代の鎖国政策の際にもオランダとは交流があったので、オランダとは友好関係が江戸時代から続いていたものと思っていた。第二次世界大戦では、日本人は外国人に憎まれることもたくさんやってきたのかぁ。今も日本人を憎んでいる人も多いかも。
日本人はほとんどの外国人から好意をもたれているような風潮が今あるけど、好意的な外国人ばかりではないということは覚えとかないと。
この本を読んで皇室は日本にとって改めて重要な財産だと思った。皇室の血筋は途切れないようにしないと。簡単な話はないけれど。
天皇のお立場を考えると、その外交などの重要性から、かなりの重責なんでしょうね。現在の平成天皇が退位を希望されたお気持ちはよくわかる。ご高齢ですもんね。
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