さくらももこさんのエッセイ、「もものかんづめ」「さるのこしかけ」「たいのおかしら」が面白すぎたので、続くエッセイ、「あのころ」も読んでみました。
さすがです。面白いです!面白かった話を少し紹介。
てきやの話
「あのころ」の一番目は、タイトルが「てきや」。そのままズバリ、あのてきやの話。
誰も彼も子供の頃、「てきや」の思い出があるんではないでしょうか?
「あのころ」の「てきや」では、怪しげなてきやの男が「まほうのカード」と「踊るマッチ箱」の2つの商品を売っているという話。
怪しげな男が売っているとは言え、確かにこんな不思議なものなら、子供なら興味津々、買いたくなるのは当然のこと。
まぁ、想像通り、買ってタネが分かるとがっかりするのだが。
昭和の頃の良き思い出ですね。
ツチノコ騒動の話
自分は知らないですが、昭和のとある時期に、あのツチノコがクローズアップされてワイドショーや雑誌でもツチノコを取り上げ、特番まで組まれるほど盛り上がっていたらしい。
そういや「ドラえもん」でもツチノコを探す話があった。22世紀ではペット化されているとかいう設定だったような。
今でもツチノコを見た!という話題が出てくることがたまにあるが、ま、何十年も見つかってないし、死骸も発見されてないので、いないんでしょうね。
「ツチノコ騒動」の話では、たまちゃんの家の庭にツチノコが出たというので、ももことたまちゃんでツチノコを探すが、案の定、見つからなかったという話。
驚いたのは、たまちゃんの家。
めちゃくちゃ広い池があるらしい。お金持ちは花輪君と思っていたけど、たまちゃんの家もお金持ちだったのか。アニメではそんな感じには受けなかったけど。
道に迷ったときのことの話
この話、アニメでも放送されたのかな?めちゃ笑った。
さくらももこさんとクラスメイトの友人2人(A,B)、そのうちの友人Bの1人の母親と、4人で遠い担任の先生の家に遊びに行ったという思い出話。
さくらももこさんと友人Aとは仲が良かったそうなのだが、友人Bとは別段仲良しといったわけでもなく、なぜ仲良しでもない友人とその母親と一緒に遊びに行ったのかは忘れたとのこと。
この母親が曲者で、乗るバス間違え、地図に掻かれてない道なき道を進んでドヤ顔するといった具合。担任の家に着いたのはすでに夕暮れ。
この親子とは親しくなかったもんだから、何も言えず、付いて行くしかなかったらしい。
いまだに根に持っているらしく、話の中では、この友人Bの母親のことを「奴」呼ばわりしてましたwww
この母親が、仮にアニメでこの話を視ていたら、どう思ったんでしょうね。性格からすると、どうにも思わない感じもしますが。
「あのころ」のまとめ
何か上手く説明できませんでしたが、「あのころ」もエッセイとして秀逸でした。
「あのころ」も3部作らしい。続くのは「まる子だった」「ももこの話」になるのでしょうか。「あのころ」が面白かったので、この2冊も読んでみます。
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