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カエルの楽園2020を読んだ感想

百田尚樹氏著の「カエルの楽園2020」を読んでみました。

カエルの楽園2020(新潮文庫)

コロナで緊急事態宣言が発動された、日本や世界が混乱している最中に発行された小説なので、今となっては若干古い感じもしますが、あ~そうそう!そうだった!!と思い出しながら楽しむことできます

カエルの楽園2020のあらすじ

「カエルの楽園2020」は「カエルの楽園」のパラレルワールドの話。コロナ禍の中、短期間で書き上げるにはこの手法を使うしかなかったと思われる。

「カエルの楽園2020」の話は「カエルの楽園」が終わった時点からスタート。

「カエルの楽園」ではラストにツチガエルの国「ナパージュ」がウシガエルに支配され、ローラが死んでしまいましたが、「カエルの楽園2020」ではアマガエルのソクラテスとロベルトは、なぜかローラが生きていました。

アマガエルのソクラテスは、過去に戻ってパラレルワールド(別世界)に来てしまったことに気付きます。

「ナパージュ」はウシガエルに支配される前。まだ平和な時代です。

しかし、この世界ではウシガエルの国で伝染病が流行りだし、ついには「ナパージュ」の国でもウシガエルの伝染病が流行り出します・・・。

コロナが流行り出してからの日本や世界をなぞった風刺の効いた作品

内容は、コロナが流行り出してからの一連の混乱を、なぞった作品となって、笑えるくらいに風刺の効いた作品に仕上がってます。

「カエルの楽園2020」を読んでいると、中国でコロナが流行り出して、日本でもざわつき始めたころ、国会ではコロナの話はあまり話題とならず、桜のなんちゃらで盛り上がっていたことや、中国からの旅行者の入国を止めずに日本でもコロナが流行り出してしまったことや、コロナは大丈夫だと言い切っていた専門家がいたことなどなど、国会議員や専門家のいい加減さを思い出しました。

与党も与党だが、野党も野党。

国会でしょうもない議論を続け、有効な政策が遅れてしまった結果、日本でコロナが流行り出し、経済もこんだけ疲弊してしまい国民は疲弊してしまっているのにも関わらず、政治家は責任も取らず、給料も減らない。なんか釈然としない気持ちになりました。

そういやマスク不足になることが予想されていたのに、備蓄のマスクを大量に中国に送ってしまった知事もいたな。

次の選挙では絶対に忘れない。

カエルの楽園2020はもともと無料で読めた作品

この「カエルの楽園2020」は、もともとネットで無料で読めた作品です。

このようなコロナ禍で百田尚樹氏が何かできることはないかと、無料の作品を執筆したのがきっかけ。そしてネット上で無料で読めるようになりました。

ここまでは流石百田尚樹先生!と絶賛してましたが、この後がどうもいかん。ちょっと失望しました。

しばらく無料で公開していたものの、百田氏が想像していたよりもアクセス数が少なかったのか、ショックであっという間にネット上の作品を突然にクローズ。

時間ができたらじっくり読もうと考えていた読者たちがツイッターでクレームをし、なんとか復活。その無料で読める期間もわずかでした。

この作品を出す前は商用として出版しないと言い切っていたものの、文庫本化することになりました。

まぁ百田氏の作品なので、第3者がどーもこーも言う資格はないですが、この件に関してはなんか百田氏の発言には一貫性がなかったなと残念でした。

ま、それも百田氏の魅力的な人間性の一面なのかもしれませんが。

まとめ

出版に至るまでバタバタ感はありましたが、作品は面白く興味深いです。

コロナの混乱中、日本の政治家やマスコミ、専門家はどのような行動をしていたのか。もう一度思い出すために・・・、一読していおくことをオススメします。

カエルの楽園2020