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百田尚樹の「錨を上げよ」を読んだ感想


「錨を上げよ」百田尚樹

百田尚樹氏の小説は、もうほぼ読んでしまったのですが、「錨を上げよ」という小説はまだ読んでなかったので、読んでみました。

上下合わせて1206ページの超大作。読破するのにえらい時間がかかってしまったのですが、相変わらずめちゃ面白かったです。

作田又三という男の物語

「錨を上げよ」という小説は、一言で言うと作田又三という男の物語。ちょっとつかみどころの無いお話でした。

他の人の書評を調べてみると、面白いと言う人も面白くないという人とズバッと別れるみたいです。

作田又三という短絡的で感情的で身勝手な男の自叙伝なので、好き嫌いがはっきりするんでしょうね。自分は面白かったですけど。

作田又三のモデルは百田尚樹

読み始めたときからずっと思っていたのですが、作田又三のモデルは著者の百田尚樹?

生まれた世代も同じで、大学は同志社大学、クラシック音楽にのめりこみ、放送作家の仕事をするなど、百田さんと被るところが多く、作田→さくた→ひゃくた で百田さんの半世紀の自叙伝じゃないかと。

でも北海道での密漁の話やタイの話など、洒落にならないヤバイ話も多く、やっぱり百田さんそのものの話ではないんでしょうね。全て実体験の話だと、ヤバ過ぎる。

成功の法則は掛け率の法則

「錨を上げよ」の話の中で、最も引っかかったのは、下巻でパチンコ屋の社長が言った「成功の法則は掛け率の法則」というくだり。

世の中には当たりの枠、外れの枠があり、その数は決まっているという話。誰かが当たりの枠に入ったとしてもそれは偶然で、その誰かがその枠に入らなければ、別の誰かがその枠に入る。つまり運次第。

それは大相撲の横綱もそうだし、総理大臣もそうで、ダービー馬もそうで、スーパースターもそうだという。

確かにその一面はあるかもと思いました。枠が空いてないと、努力次第でどうなるもんでもないですからね。徳川家康がいなかったら、天下を獲っていたのは伊達政宗だったかもしれない。

「錨を上げよ」を読んだまとめ

血の気が多い作田又三が主人公なので、感情移入できない人も多いかもしれないですね。しかも話が長い!

個人的には、まったく真似のできない生き方なので、逆に面白く読めたんですが。

話は作田又三が30歳ほどまでなんですが、その後の人生もめちゃ気になります。ひょっとして小説家になってたりして・・・。

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