池井戸潤の「民王」を読みました。
出だし・・・めちゃ堅い話過ぎて読むのやめたろうかなと思いつつ、電車移動中なので他に読むものがなく、仕方なく読み続けていたら、数ページ目からめちゃくちゃ面白くなってきた。
出だしの数ページは我慢のページだったらしい。
「民王」はどんな話?
「民王」は「たみおう」と読みます。しばらく「みんおう」と思っていました。
舞台は日本。どんな話かというと、「民王」というくらいなので、総理大臣のお話。
総理大臣と総理大臣の息子の意識が入れ替わるというとんでもないことが起きてしまいます。
この息子っていうのがバカ息子っぽく描かれていて、このバカ息子が議会で答弁したりと、面白さが倍増に。
これまでの「下町ロケット」とか「半沢直樹」池井戸作品とはちょっと違った感じのコミカルな内容となっており、思わず笑ってしまうシーンもいくつかありました。
バカ息子っぽいけど愚か者ではない
この息子、初めはバカ息子っぽく描かれているものの、愚か者ではなく、逆に真実を見極める目が確か。この辺の描き方が絶妙。このバカ息子が語るシーンは、心が熱くなりました。
人間と言うのはわからんもんです。
まとめ
「民王」を読み始めて、やーめた!って人もいるかもしれません。もうちょっと我慢して読むと面白くなります。池井戸作品としてはちょっと異色ですが、頑張って読みましょう。
調べてみたら「民王」はドラマ化されてたんですね。ドラマはどんな感じだったんでしょう。
村野エリカ役は知英さんか・・・なるへそ。
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池井戸 潤 文藝春秋 2013年06月
【池井戸潤】
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